Relearn Bodyとは

整える力は働く力・生きる力に

私の想い

20年以上、私は理学療法士として多くの方の「身体」と「人生」に寄り添ってきました。

「歩くって実は大変なことなのよね。当たり前すぎて、今まで考えたことなかったけど。」

歩けなくなって初めてその大切さに気付く——
私は何度も耳にしました。

もちろん、すべてを「予防」すればよいというわけではありません。
不調や痛みの経験が、自分と向き合うきっかけになることもあります。

でも、「痛くて動けない」「思うように動けない」ことが、
その人の生活や人生の質を大きく下げてしまうのも事実です。

悪化すればするほど、原因は複雑に絡み合い、
諦めなければならないことも増えていきます。
知っていれば防げたこと、つながっていれば届いた支援——

「もっと早く、自分の身体に目を向けていれば…」

そんな後悔の声を、私は何度も聞いてきました。
そしてそれは、かつての私自身の声でもあります。
子育てや仕事に追われ、自分をケアする意識すらなかったからです。

心と身体が悲鳴を上げ始めたとき、私はハッとし、“心と身体に向き合う時間”をつくることにしました。
すると、心の重さがふっと軽くなりました
そして身体の疲れや痛みがリセットされ、悪化していかないのです。

そんな体験を重ねる中で、私は「整えること」の大切さを強く実感するようになりました。

しかし現実には、日々のタスクに追われ、ケアの時間や意識はどうしても後回しになりがちです。
もちろん、「個人の努力」も必要です。
でも、それだけでは限界があると思います。

セルフケアが当たり前になる文化
職場の中で自然にケアができる仕組み——

そんな社会全体で支える体制が、今こそ求められているように感じます。

それは、働く人の健康や満足度を高め、医療費の抑制や離職予防、生産性の向上にもつながっていきます。


多くの人が、心と身体の限界を迎える前に、
“整える”ことができる社会をつくりたい。

Relearn Bodyは、そんな想いから生まれました。