関節の固さや姿勢改善、痛み改善は自分でできる!そのヒントとは?
「姿勢が悪くなった」「関節が固い」「歩くと痛みがある」などの身体機能の不調は「筋肉のバランスが悪い」ことが原因の場合が多いです。
そのため、まずは筋肉の状態に合ったケアでカラダをいたわり不調を改善してから、筋トレや運動を始めましょう!
おかしいな?と思ったら運動よりもカラダのケアを!
「姿勢が悪くなってきた」「関節が固い」「痛みがある」などカラダの不調を感じたとき、どうしていますか?
その症状進行の不安から「運動しないと!」「筋トレ始めようかな」とやみくもにカラダを動かして、かえって不調が増してしまった経験はないでしょうか。
「運動不足→不調」だから運動すればいいのでは?と考えてしまいやすいですね。
しかし、不調を感じた時はすでに筋肉のバランスが悪くなっている状態。
その状態で運動すると余計に悪化しやすいのです。
まずは筋肉をケアして整えてからにしましょう。
再発を防ぐには根本原因となった筋肉をトレーニングすることも大事です。
ここで筋肉のことを理解してみませんか?
不良姿勢や関節の固さ、痛みはなぜ起こる?
不良姿勢や関節の固さ、痛みは「運動不足が原因」と捉えがちですが、実は違います。
結論から言いますと、「弱くて働かなくなった筋肉(オヤスミ筋)」や「固まって働きづらくなった筋肉(ガチガチ筋)」ができてしまうと、その分を「肩代わりして頑張る筋肉(ドリョク筋)」が過剰に働くようになり、そのバランスの悪さが不調の原因となるのです。
例えば、首が前に出て上体が前傾し、膝が少し曲がった猿人類のような不良姿勢は、姿勢を支える体幹の深部の筋肉「インナーユニット」やお尻の筋肉たちが弱ることで始まります(オヤスミ筋)。
その姿勢になると、首の前や胸回り、もも裏の筋肉は縮まったまま伸ばすことがなくなります(ガチガチ筋)。
この状態になると、倒れないように姿勢を保つため首の後ろや背中、前ももの筋肉たちが頑張らなくてはならなくなります(ドリョク筋)。
オヤスミ筋は不良姿勢に、ガチガチ筋は関節の固さに、ドリョク筋は痛みにつながることが多いです。
そんな筋肉たちに対して、何をすれば不調改善ができるでしょうか。
筋肉の状態によって対策は違う!
オヤスミ筋ができることでカラダの不調は生まれます。
わかりやすい症状として現れるのは、関節の固さや痛みのために生活しづらくなってから。
そして、不調は筋肉の固さや痛みが原因と捉えやすいですが、根本原因はオヤスミ筋の発生です。
どこの筋肉がオヤスミ筋になっているかで姿勢や動作が変わるので、専門家は姿勢や動作、症状から予測し、仮説を立てます。
筋肉の固さや強さ、動きなどで仮説を裏付けし、実際に治療をした効果で判断していきます。
オヤスミ筋、ガチガチ筋、ドリョク筋が判明したら、オヤスミ筋には筋力レベルに合った単独でのトレーニング、ガチガチ筋やドリョク筋にはストレッチやリラクゼーション(マッサージ)を行います。
つまり「弱い筋肉→鍛える、使えなくなっている筋肉→使える状態へリセット」が基本です。
自分でできるケア&トレーニング
ここまで読んできて、「結局、専門家に見てもらわないと筋肉がどうなっているのかわからないのでは?」と感じたかもしれません。
確かに専門家が見ればより正確な状態の把握ができると思います。
しかし、ポイントを押さえれば自分でも十分ケアできます。
実はケガや病気など不調のキッカケが特に思い当たらない場合、「オヤスミ筋=姿勢筋」であることがほとんどなのです。
固い筋肉や痛みのある筋肉はマッサージでほぐし、ストレッチでよく伸ばしてケアをしてカラダをリセットしたら、姿勢筋をトレーニングする、この流れを意識すれば大丈夫!
つまり、①カラダをケアしてリセット、②姿勢筋をトレーニングの2つをやるだけです。
▶︎姿勢筋のトレーニング
カラダづくりRoomではカラダのケアやトレーニングの仕方を紹介しています。
ご自身に合った内容を見つけて、トライしてみてくださいね!